加工施設の分業と専門化
一膳では、下処理と加熱調理・盛付を行なう工場を区別しています。これは加熱調理・盛付を衛生的な施設で行い、商品(弁当)の品質を保持するためです。下処理と加熱調理・盛付が同一工場での製造に比べ、汚染リスクが少なくより安全な商品づくりが可能です。
野菜や魚は専門のバイヤーが市場や商社に買い付けを行い、食材は下処理工場に入荷します。下処理工場では、野菜についた土などを洗い落とす作業から始まり、カット工程、消毒工程を重ね、セントラルキッチンへ出荷いたします。
衛生区域ゾーニング
工場内は衛生区域ごとにゾーニングされ、図のとおり各ルームの床面は色が異なります。これは交差汚染を防ぐためで、各ルームで作業を行うスタッフは違う区域のルームへ入ることができないルールとなっています。
また、食材の流れも一方通行(ワンウェイ)となり、汚染区→準清潔区→清潔区が正しい進路となります。
抗菌シートの使用
一膳では、お弁当容器に抗菌シートを使用しています。直接食材が容器に触れないようにするためです。
異物混入対策
毛髪混入対策
スタッフが着用する白衣の帽子は二重構造になっています。頭髪の落下を防ぐためのインナーと頭部を覆う帽子により、毛髪混入対策を行なっています。
金属混入対策
微細な金属を目視で発見できない場合を想定し、盛付ベルトコンベアには金属探知機が設置されています。こちらを通過した商品のみ出荷に至ります。
その他異物混入対策
食材を封入する資材や衛生的な作業を行うための手袋など、混入の原因になるものへの取扱いは工場内のルールに沿って適切な運用がされています。万が一混入に至った場合は、外部機関への調査と共に混入経路を特定し再発防止策を策定、それをもとに従業員教育を行ないます。